青汁とは

大麦若葉の青汁の効果効能

多くのメーカーから販売されている青汁ですが、その主成分として利用されているのが大麦若葉です。
ケールや明日葉も利用されてはいるものの、とりわけ大麦若葉は青汁にはなくてはならないとても重要な材料です。
今回は、そんな大麦若葉を皆様にご紹介させてい頂きます。

■大麦若葉ってどんなもの?
大麦若葉とは何なのでしょうか? 具体的には、イネ科に属する大麦の「若葉(草丈が20〜30cm)」の頃を採取したものです。
読んで字のごとくですが、「大麦の若葉」だから大麦若葉です。
わざわざ草丈を限定して摘み取りるのにはそれなりの理由があります。
若葉のうちに摘み取った葉っぱには、酵素やミネラルが豊富に含まれており、その働きによって脂肪代謝などの多くの効果が期待できるのです。

■優れた栄養バランス
そもそもですが、「麦」は様々な形で私達の食生活を支えてくれています。
水と練ってパンにしたり、練ったものを細く加工してパスタの材料にしたりと多種多様な料理の食材として活用されています。
痩せた土地でも育ちやすく、戦後の日本復旧を支えてくれた大切な穀物の一つでもあります。
その麦ですが、実だけではなく、その葉も栄養価が高いと言うことをご存知でしょうか? 食物繊維やビタミン、ミネラルといった栄養素が豊富に含まれています。
さらに、糖質やタンパク質、脂質という三大栄養素も含んでいる優れものなのです。
その若葉には、抗酸化作用や抗炎症作用、さらに解毒作用をもつ成分(ポリフェノールやクロロフィル)が含まれ、活性酸素の除去を行う酵素SODも含まれており、栄養補給や健康維持、体質改善などに効果があると期待されています。

■便秘改善、腸のお掃除に最適
そんな大麦若葉は、粉末にして100gあたりで41.1g(水溶性1.6g、不溶性39.5g)の食物繊維が含まれています。
現代人に必要な食物繊維について、1日当たりに下記の目安が理想的だと言われています。

30~49歳では男性が26g、女性が20g
50~69歳では男性が24g、女性が19g

しかし、厚生労働書の調査では、1日平均で14g程度しか摂取できていない結果となっており、理想には程遠いのが現状です。
そのような状態で食生活を送ると、野菜不足が原因で胃腸にかかる負担が大きくなり、腸の働きが弱くなってしまいます。
すると、腸内に消化しきれないもの(老廃物)が蓄積され、腸内環境の悪化・悪玉菌の増殖につながってしまうのです。
大麦若葉は、水溶性と不溶性の食物繊維をバランスよく含んでおり、水溶性の効果によって便が柔らかくなり、不溶性の効果によって便を大きくして腸を刺激します。
食物繊維摂取の少ない現代人にとって、大麦若葉は効果的に腸内を清掃してくれる重要な食品として注目されているのです。

■脂肪燃焼を促すダイエット効果
最も効果的なダイエットは、「摂取カロリーを減らし運動をすることでエネルギーを燃焼」させる事です。
様々なダイエットがありますが、結果としてこれしかありません。
インプット(食事)を減らし、アウトプット(運動)を行う。
インプットを少なくすると健康を損なう可能性がありますが、そんな時の大麦若葉です。
そもそもカロリーが少ないので、たくさん食べても太る可能性は低く、食事制限をしても高い栄養価を保てるので非常に効果的です。
さらに、大麦若葉の成分である「チトクローム酸化酵素」という酵素が脂肪燃焼と活性化を助けてくれます。
適度な食事制限と合わせて大麦若葉を摂取すれば、高いダイエット効果が期待できます。

■まとめ
大麦若葉は、日本人の食生活を良い方向に変えてくれる可能性を見せてくれる、とても魅力的な食材です。
その大麦若葉がふんだんに利用されている青汁が、どれほどの効果を生み出してくれるのか、皆様には理解していただけたのではないかと思います。
大麦若葉の独特の味と臭いが苦手という方もいらっしゃいますが、最近の青汁は本当に飲みやすく美味しくなりました。
過去に味で挫折した人も、是非もう一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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