青汁とは

「NK細胞」を活性化させる青汁

NK細胞という言葉を聞いたことありませんか? 体の免疫機能に密接に関係する重要な細胞なのですが、なんと青汁を飲むことでNK細胞が活性化して体の免疫力が高まり、病気の予防やガンの治療にも役に立っているという事実があるのです。
今回は、青汁で免疫力が高まる仕組みについて、皆さんにご紹介させて頂きます。

■NK細胞とは何なのでしょう?
NK細胞、別名「ナチュラルキラー細胞」と呼ばれています。
1975年にロナルド・ハーバーマン(Ronald B. Herberman)さんのチームが発見した細胞です。
ほぼ同時期に、日本の山形大学医学部で免疫学の教授を務めていた「仙道富士郎教授」もこの細胞を発見したそうです。
この細胞は、人間の持っている免疫力を左右する重要な細胞で、体内に侵入してきた病原菌やウィルスを撃退する能力に長けた強力な細胞として注目を集めました。

■病原菌やウィルスと戦う戦士(白血球)
「病原菌やウィルスが体内に入ると、白血球が増える」という事実をご存知でしょうか? 発熱し、血液検査をしてみたら白血球の数が通常よりも多かったと診断される事があります。
これは、白血球が体内に入ってきた病原菌やウィルスと戦っている証拠なのですが、その白血球のなかにNK細胞が含まれています。
白血球は、いくつかの種類に分類することができ、大きく2種類に分けられます。
1つは「自然免疫」。
体内を常に巡回し、24時間耐性で戦ってくれる白血球です。
もう1つは「獲得免疫」。
こちらの白血球は、自然免疫ではカバーできない病原菌やウィルスを撃退する精鋭部隊として機能する白血球です。
NK細胞は、自然免疫に属しており、24時間常に戦い続けてくれる白血球として臨戦態勢をとっています。
通常、病原菌やウィルスに戦いを挑む白血球は、「センサー役」の白血球から連絡を受けなければ行動しないのですが、NK細胞は侵入の連絡を受けなくても、単独で戦いを挑んでいく性質をもっており、いち早く病原菌を撃退してくれる優れた細胞なのです。
■青汁とNK細胞との関係は? なぜ青汁を飲むとNK細胞が活性化するのでしょうか? その答えは、青汁にNK細胞を活性化させる成分である「サイトカイン」と呼ばれるタンパク質が含まれているからです。

■サイトカインとは何?
サイトカインは、1954年に長野泰一博士と小島保彦博士によって発見されたタンパク質で、ガンの治療にも利用されています。
簡単に説明すると、体内に病原菌やウィルスが侵入すると、センサーの役割を担う白血球が、戦い専門の白血球に「敵が侵入してきたぞ!!」と連絡を行います。
連絡を受けた戦い専門の白血球は、急いで敵をやっつけに行くわけです。
このとき、スムーズに「連絡・連携」を行う物質の事を「情報伝達分子」とよび、サイトカインはNK細胞に対する情報伝達分子と考えられています。
「連携・連絡」がなくても単独で戦いを挑んでいくNK細胞ですが、サイトカインの介入によってさらに効率よく病原菌やウィルスを撃退してくれます。
つまり、青汁を飲めば体内で頑張ってくれているNK細胞を、常に活性化させた状態で頑張らせることができるのです。

■まとめ
NK細胞とサイトカイン。
少し医学よりな内容になってしまいましたが、ガンを攻撃するような優秀な細胞を活性化させる事が出来る青汁の凄さを実感して頂けたのではないでしょうか。
NK細胞は、加齢と共に減少すると言われています。
青汁を飲み続けることで、NK細胞の減少をも予防できるのではないでしょうか。

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