青汁とは

青汁とバイアスピリンの飲み合わせ

優秀な健康食品だからこそ、医療薬との組合せは気になるところです。
バイアスピリンという名前を聞いたことがあるでしょうか? バイアスピリンとは、心筋梗塞や脳梗塞の危険性がある方々に対する「ドロドロ血液解決薬」です。
このバイアスピリンと青汁の相性が悪いのでは?という心配を多くの人が持っています。
今回は、青汁とバイアスピリンの組合せに問題がなく、さらに青汁を飲み続けることで、バイアスピリンが必要なくなるかもしれないという話題をお届けさせて頂きます。

■バイアスピリンとは
バイアスピリンとは血液の凝固を防ぎ、血管内に血栓ができないようにする為の薬です。
心筋梗塞や脳梗塞の可能性がある方々に共通するのは「ドロドロな血液」だそうなのですが、そのドロドロ血液をサラサラにするために、大きく2つの方法が用いられます。
ひとつは、「抗血液凝固剤」です。
その名の通り、ドロドロ血液が凝固しないようにする薬です。
血液には「凝固因子」と呼ばれるものが含まれており、血液を固めてしまう働きをします。
擦り傷などでよくできる「カサブタ」がそれですね。
その凝固因子の動きを抑止する為の薬が「高血液凝固剤」です。
もうひとつは、「抗血小板剤」です。
抗血小板剤は、その名の通り、血小板の働きを抑制する為の薬です。
高血液凝固剤とは異なり、血小板そのものの働きを抑制することで間接的に血液の凝固を防ぎ、結果として血液をサラサラに保ってくれます。
バイアスピリンは、「抗血小板剤」のうちのひとつです。

■何を根拠にバイアスピリンと青汁は危険と判断するのか
「抗血液凝固剤」と「抗血小板剤」をご紹介させていただきましたが、それぞれ青汁とどのように関係があるのでしょうか?
実は、青汁に多く含まれる「カリウム」がキーワードなのです。
カリウムは、血液を凝固させる働きを促進する成分なのですが、抗血液凝固剤とはそのカリウムの働きを抑制することで血液の凝固を防ぎ、血液をサラサラに保つ手助けをしてくれます。
つまり、抗血液凝固剤によってサラサラ血液になっているのに、そこにさらにカリウムを摂取してしまうと, せっかくのサラサラ血液が再びドロドロに戻ってしまう可能性があるわけですね。
バイアスピリンは抗血液凝固剤ではなく、抗血小板剤です。
血小板の働きを抑制することで、血液をサラサラに保つ効果を期待する薬ですので、カリウムは関係ありません。
血液を凝固させるためには、血小板の働きが必要不可欠です。
カリウムが沢山含まれている血液であっても、血小板の働きが弱ければ、血液は凝固し難くなるのです。
従って、青汁を飲んで沢山のカリウムを摂取したとしても、バイアスピリンの効果である血小板の抑制には何ら影響を及ぼすことは無いのです。

■バイアスピリンが必要なくなるかも!?
バイアスピリンが投与される原因は、ドロドロの血液をサラサラにする為であることは説明させていただきました。
このドロドロ血液がサラサラになれば、バイアスピリンの投与そのものが必要なくなります。
青汁は、豊富なビタミンによる優れた抗酸化作用と善玉菌を助ける効果があり、長期的に青汁を服用することで血液の質が向上し、結果的にバイアスピリンを必要としない健康を手に入れられる可能性があるのです。

■まとめ
いかがでしたでしょうか。
青汁に含まれるカリウムによって、血液の凝固を防ぐ薬の効能を打ち消してしまうのではないかという懸念がありますが、バイアスピリンについてはその心配は無いという結論に至りました。
しかしながら、医学は常に進歩しており、青汁も多種多様な製品が販売されております。
青汁を飲むことについて、抗血液凝固剤や抗血小板剤を処方されている方は、必ず医師の判断を仰ぐ必要があるでしょう。
医師に相談することで、青汁の効果的な飲み方につい宛もアドバイスしていただけるかもしれません。

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